エコ・ビオ住宅の基本は高断熱・高気密・計画換気によるヒートストレスが無く(温熱面からのバリアフリー)、いわゆるシックハウス症候群などの原因となる化学物質による慢性的低濃度中毒化を防ぐ、健康的で高品質の性能を有した住宅を建設するところにある。 こうした水準の住宅を建設する場合、施工者によって生じる品質のばらつきは断固として防がなくてはならない。
 そこで、このエコ・ビオ住宅では、一定の品質水準を確保しうる建設システムとしてパネル工法を採用している。
 このパネル工法では高断熱・高気密の合理的施工ばかりでなく、在来工法の現場生産の合理化も行われている。寸法が合理的に大系化され、部材の種類が驚くほど少ない。
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●パネルシステムの構成
 プレカットされた集成材の軸組に外壁と屋根の断熱・気密パネルを建て込むものである。プレカットは金物を使用するものと使用しないものとがあり、住まい手と施工者の好みによって選択できる。外壁パネルは軸間に入れ込む。
 屋根パネルは母屋梁上にのせるものと、登り梁間に落とし込む2タイプがある。屋根の形が複雑であったり、屋根裏空間が必要ない場合は桁上断熱・気密パネルを天井上の桁・頭継ぎ・梁の上に敷き込む。
屋根パネルの利用はシンプルなプランに向いているが、自由度が望まれるプランには桁上断熱・気密パネルが対応する。

●デザイン上の特長
 パネルの室内側の仕上げは、化粧エゾ松合板、下地合板、防湿・気密シートの3種類のパネルがある。ほとんど節のない化粧エゾ松合板のパネルは建て込んだら、断熱・気密とともに内装がほぼできあがり、木質の内装と軸組の意匠性が高い質実剛健な空間が合理的で無駄なお金を使わずにできあがる。
 屋根パネルを使うので、屋根裏の空間が利用できるとともに、太い梁などの小屋組が見え、実に気持ちのよい空間を創り出すことができる。和室廻りは真壁に対応でき、集成化粧柱、4寸柱などがセッティングでき自由度が高い。