BLOG

ロフトエアコン冷房:温湿度の安定(Q1住宅L2秋田東通り2)

住宅-Q1住宅L2東通2/温熱-ロフト冷房/研修・鑑賞・スタディ

2024.09.15

前回は能代市(自宅)の外気温であったが、
今回は秋田市の明田地下道の東南のQ1住宅L2秋田東通り2の家である。
冷房は下記のようにロフトエアコン冷房、壁掛けエアコン2.5kwh。
床下エアコン暖房のエアコンは寒冷地用壁掛けエアコン4.0kwh。

ロフトを冷房のチャンバーとしている。
2階の二つの個室にはロフトチャンバーからブースターファンで送風している。
ファンを使わないで手動の開口部のタイプもある。
2階のホールへはロフトチャンバーから手動の開口部から冷気を下ろし、
吹き抜けから1階全体を冷房する。
いくつかの方法があるが、ここでは、
換気は一種全熱熱交換換気で冷房とは別系統のシステムである。
暖房は床下暖房である。
簡易・簡単・簡素である。



ここでは猛暑日がり、その前後の2日分を取り出した。
資料は建主から頂いた。感謝である。
エアコンからの冷風は人体に当たらず、全館の柔らかい冷房で心地良いとの言葉である。
湿度もエアコンと一種全熱熱交換換気で除湿され、夏の除湿機、冬の加湿器は必要がない。

1階LDKは24〜25℃で涼しく安定している。
2階の個室やフリースペースも24〜25℃で涼しく安定している。

基礎断熱の床下空間の相対湿度が67〜70%で腐朽菌の発生の恐れが少ない。
ロフトロフトのろふとロフト
ロフトチャンバーの4枚引違戸の送風開口。
冷房の送風量を調節する。

吹き抜けの大窓は外付けブラインドが設置されている。
夏の日射遮蔽の効果は大きい。
冬は日射取得の調整の効果が大きい。

Loading..