築2年の家である。
建主から、天井から少しばかり漏水していると連絡があった。
昨年の冬には気がつかなかったが、
今回の寒波で結露したのか。
工務店と打ち合わせをした写真などの状況判断から、
熱交換換気への給気配管と外壁周りの取り合いの結露だろうと考えた。
天井と壁を剥がすとそうだった。
外壁の貫入部分で結露している。
2枚目の写真のようにアルミフレキダクトをグラスールで包んでいたが、
断熱だけでなく防湿シートを考えないといけない。
グラスウールを透過した水蒸気が、
冷たい外気を給気している低温のアルミフレキダクトの表面で結露したのだろう。
梁下と野縁上端の空間の狭さで収まりが際どかった。
熱交換換気システムの施工は建主指定の電気工事会社で、
コミュニケーション不足だった。