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六郷の「人生フルーツ」の家

Q1.0住宅/住宅-Q1住宅L4六郷

2022.05.17

高齢者用の建売住宅である。
温度差が少ない暖かい家を数多く設計してきたが、
輻射熱式の熱を感じるストーブ暖房を望む人が少なからずいる。
特に高齢者に多い。
そうした人々に以下の方式で対応する。

熱源の煙突式ストーブは石油ストーブ又はペレットストーブである。
面倒くさがり屋の人には石油ストーブ。
環境派の人にはペレットストーブ。
45年前後の高断熱・高気密住宅が北海道に普及し始めた頃の
石油ストーブを使ったペチカの現代版である。



①ストーブの熱はブロックに蓄熱され室内温度が安定する。
②外気は床下を通り二重煙突の外側空間に導入され、ストーブの煙突の排熱で温められ居間の最頂部から放出される。
③ストーブの燃焼用空気は室内から吸い込まれ、燃焼されたガスは煙突で外に放出される。
 換気は②と③のシステムになる。
 暖房期以外の換気は3種換気のアエレコによる。
④ストーブの燃焼の排熱を利用した暖房パネルを床下に設置し床下暖房にする。

木造建築は蓄熱量が少ないのが欠点だが、
基礎外断熱なので床下の基礎コンクリートで欠点を補っている。
更に、ストーブ周囲のブロックが蓄熱層に期待できる。



愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンの一隅。雑木林の中に佇むモダンな平屋。それは建築家の津端修一さん(90)が、師であるアントニン・レーモンドの自邸に倣って建てた家。四季折々のキッチンガーデンを彩る70種の野菜と50種の果実が、妻の英子さん(87)の手でごちそうに変わる。ふたりはコツコツ、ゆくりと時をためてきた、そして90歳の修一さんに新たな仕事の依頼がやってくる―――
長年連れ添ったふたりの暮らしから、この国が、ある時代に諦めてしまった本当の豊かさへの深い思索がはじまる。

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