47年前の1975年頃によく見て、影響された建築家と建築雑誌。
その頃の建築雑誌には矩形図や詳細図が載らなかったので、
創刊されたばかりの住宅建築は役立った。
特に創刊第1号の増沢洵特集と創刊第3号の小野正弘特集であった。
ボロボロになっている。

設計事務所にいたものの、木造建築をよくわかる人はいなかったので、
住宅建築の矩形図や詳細図や伏図をよく参考にした。
もちろん、現場の棟梁によく教わった。
その棟梁も和小屋しか知らない。
後は自分の創意工夫である。
しかし、オイルショック直後のこの時代は、
北海道でも北欧でも建築物理を踏まえた高断熱・高気密木造建築の登場は未だで、
登場は数年後である。

わかったこと、
性能はデザインである。

小野正弘
・1965年から槇文彦の槇総合計画事務所に参加し創設初期のスタッフとなる
・1973年小野建築・環境計画事務所を設立