秋田市楢山の内水浸水した家の対応。
土台上100mm浸水(床上浸水)である。
秋田県立大学の長谷川先生から被害対策に対応させて頂いている。
長谷川先生は室内環境の健康や黴などのプロで、
建築学会の論文の建築学会賞を頂いている。
2度目の現場である。
盆明けには、濡れた部分の付加断熱と充填断熱のグラスウールを取り替える。
その時に、長谷川先生から壁中に温湿度センサーを入れてもらう。
これまでの経験から、二ツ井仁鮒の家の床上浸水の家の充填断熱材は乾燥しているので経過をみていた。
今回は内水浸水してから25日経ったのだがまだ乾燥していないので、
早めの対応で濡れた部分の断熱材を取り替えることにした。
断熱材はこの家は繊維系のグラスウールだが、周囲からの情報ではウレタン系も吸水している。
他の断熱材の経験はないので具合は知らないが、
学会やメーカー共々、新しいパターンの内水浸水という災害に一体となった対応策が必要に思われる。
内水浸水は住まい手側のみずからの汚物の浸水である。
断熱材以外に壁中や床下の汚物をどう処理するかである。
新しい課題である。
黴の計測である。
ファサードラタンは対応しやすい。
ビスなので外装の赤ナマハゲ秋田杉を取り外せる。