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基礎断熱の厚さ:北と南 冷地熱利用

研修・鑑賞・スタディ

2024.08.26

Qpexの下の暖房負荷と冷房負荷の違いを見て欲しい。
2020年のアメダスの資料を使っている。
温暖化が進んでいる中での最新の資料になる。
暖房負荷が少なくなり冷房負荷が大きくなっている。
冷房負荷が暖房負荷の2倍ほどになっている。
冷房負荷をいかに少なくするかが必要である。
が、冷房負荷を少なくすれば暖房負荷が増える。
冷房負荷+暖房負荷=ほぼ固定負荷ならば、
バランスをどうするかになる。
バランスの取り用はコストに関連する。

下の資料はQ1住宅横浜弥生台Level-3である。
基礎断熱で断熱材は防蟻EPS厚60mmの前面外側であり、
コンクリート底盤下の断熱材は底盤下前面になる。
この断熱材の厚さの調整が地域ごとに違い、工夫が必要になる。
厚ければ冬の暖房負荷が少なくなり、薄くなれば夏の冷房負荷が少なくなる。
薄ければ冬に熱を逃し不利になるが、夏には、冷地熱を利用できなく不利になる。

底盤下の断熱材の厚さを30mmでQpexで計算すると冷房負荷は少なくなり、
暖房負荷は増す。
冷房負荷+暖房負荷=ほぼ固定負荷であるが、
断熱材の厚さが半分になるのはコストダウンになる。
35万円は17.5万円になる。大きい。
さてどうするか。
結露のチェックも必要になる。
これからだ。

夏はロフトエアコン冷房+床下エアコン通風(除湿)が適切だろう。
これから確認することは、
シミュレーションソフトは冷地熱・冷蓄熱(位相時間差)が評価されているのだろうか。
シミュレーションソフト上の地盤の熱伝導率が日本とパッシブでは倍ほどの違いがある。


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