ある委員会で省エネ義務化に反対な熊本の伝統建築の建築家の言うことが理解できないでいる。
義務化になるだろう性能は性能表示の等級4(H28省エネ基準)UA値=0.87W/m2K、Q値0.7W/m2Kである。
低い性能である。
義務化の数値は最低限の低い性能であるから気にすることはないと考える。
伝統建築にはUA値は適しないと言う。
省エネ基準のUA値がすべてではないと言う。
それはそうだろう。
他に表現があるという。
LCCAだという。(現在はLCCMが流行)
それはそうだろう。
岐阜県恵那の金子さんは土壁の省エネ伝統建築を10年以上前からつくっている。
松井郁男さんも設計している。
省エネ基準のUA値は最低限の共通言語と思うが。
UA値でいわれる省エネ建築は冷房負荷が凄まじく大きいと言う。
そうは思わないのでQpexで計算してみた。
熊本での性能が低い級4と性能を増した等級7を比べてみた。
冷房負荷は15.7kWh/m2で極めて少ない。
冷房負荷・消費一次エネルギー・CO2は62.0%減の38.0%に少なくなっている。
夏は南側の窓に外付けブラインド、東西には外付シェードで日射遮蔽を行なっている。