10月5日に四国さぬき市大串半島の、堀部安嗣氏設計の「時の納屋」をみた。
堀部氏設計の実作は三つしか見ていなが、雑誌では頻繁にみている。
[時の納谷]は好みなのだが、頗る良い建築と思った。
存在感がありながらロケーションにうまく調和している。
形態がバランスが取れた単なる美しい建築というよりは、
異形と思えるがバランスが微妙に取れ成り立っている。
堀部氏の普段の空間は細切れの空間がならび、内部空間はうねる空間が変化に富んでいる。
開口部は障子+引き込みガラス戸+網戸・ガラリなど三重から四重ほどのが多い。
やけに複雑だ。
「時の納屋」は大屋根の大きな空間、窓は一重の単純な構成が嬉しい。