新住協九州・中国支部の研修会をZOOMで聞いた。
鎌田先生の主なテーマは空調であった。
そこで、いつもの鎌田節で、
「西方の床下エアコン暖房は全くダメだ。」
「前先生の写真をみたら、床下が真っ赤かだった。」
多分、下のビルダーズの2017年28号の61ページの写真を見たのだろう。
太い赤点線に囲まれた部分である。
「床下が真っ赤かだった。」だから全くダメだとは言えない。
温度のレンジ(幅)の表現のトリックである。
5℃から35℃と幅を広く取っている。
「真っ赤か」は23℃から32℃の幅である。
資料の背景を考えて欲しい。
ビルダーズの2017年28号の61ページ
前先生の写真
レンジが5℃から35℃の30℃で広い。
前先生の写真
レンジが24.5℃から30.9℃の6.4℃で狭い。
前先生は7年前の2017年1月28日に西方の自宅に来られた。
届いたばかりの500万円弱のサーモカメラで写真を無数に撮られた。
2017年1月28日、外気が−4℃、居間の室温が22℃前後の時の床下の温熱環境を示す。
床下エアコン暖房時の床下尾温度は24℃前後になっている。
床上の床表面温度は24℃前後である。
床全面低温輻射暖房になる。心地よい。
下の写真は前先生の撮った写真だが24.3℃から31.1℃まで温度のレンジ(幅)を狭くしている。
白い部分はエアコンの吹き出し空気の温度で.37.8℃。
人間の平熱よりちょっと高いて℃である。
それ以外は30℃以下で体温より6℃から8℃ほど低く、高い温度ではない。
床下の大引きが29.8℃。
床下の床板の表面温度は27.9℃。
底盤コンクリートの表面温度が25.4℃。
底盤と外周基礎立上がりと底盤の濃い青の入隅部分は24.5℃。
床下の床板の表面温度は27.9℃。
前先生の写真
床下の大引きが29.8℃。
前先生の写真。
計測が終わり西方宅で食事をし、11時を過ぎ、
突如として前先生の講義が始まった。
窓のガラスの色は青々だが、21℃前後である。
前先生の写真。
講義が終わり、解散した。
前先生は真夜中の12時過ぎの吹雪の中の凍ったテカテカの路面を歩いてホテルに帰るという。
途中に一条の住宅があるのでサーモカメラで写真を撮ると。