富士吉田の3兄弟と「きた見」で呑み、食べ、話す。
これまでは焼き鳥の「戦国」でたらふく食べ呑んだ後に、
シングルモルトと極めておいしい和食の「きた見」だったが、
アイラの後なので、
最初からゆっくりとシングルモルトを味わいたかった。
「きた見」は住宅街の中にあり、和食だが多くのシングルモルトをおいている。
アイラを中心にシングルでシングルモルトを呑んだ。
アイラに行く前まではダブルだトリプルだクワトロだと喉越しで呑んでいた。
その後はシングルで香りを楽しんで、舌の上に転がし味わいながらユックリ呑むようになった。
アイラのシングルモルトだけでなく、
大手のブレンドウィスキーのジョニーウォーカーアイラを呑んだ。
オーナー料理人のマスターのコレクションもいっぱいあるそうだ。
見たことはないが、趣味である。
私はアイラ中心のシングルモルトだがマスターは話が広く深い。
シングルモルトを求めてスコットランドに何回も行っているが、
アイラ島にはまだ行っていない。
色々と聞いた。
シェリー酒樽の再利用と新しい水楢樽の違い。
私は水楢の虎斑が大好きであるし、
明治から高級家具用材のオークとしてヨーロッパに輸出されていた。
現在も輸出されている。
だから当然、シングルモルトの樽もオーク(水楢)として使われていると思っていた。
マスターからの話は、
「使われているのは使われているが、主流はシェリー樽(スパニッシュオーク)やバーボン樽(アメリカホワイトオーク)である。
日本は水楢の新しい樽が使われ外国からはジャパニーズウィスキーと称されている。
200年以上のものの水楢が使われている。
水楢は道管が太くウィスキーが漏れやすいの高度な加工技術が必要になる。」
日本では保存用容器の杉の樽は板目、器としての桶は柾目の使い分けをしている。
住宅街の中にある。
富士吉田3兄弟と西方。
お通しは大好きなタコの吸盤。
刺身の盛り合わせ、おいしい、おいしい。
バフンウニ、極上においしい。
我々の口に入るのはムラサキウニだが、
室蘭の師匠はおいしく食べれるのはバフンウニで、ムラサキウニではないと言い切る。
キスの天麩羅。
アナゴの天麩羅。
脂がのった大好きな大きなホッケ。