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樹脂サッシのツバ1:ツバは何であるのか

温熱-/研修・鑑賞・スタディ

2022.04.03

日本のアルミサッシ、複合サッシ、樹脂サッシにはガラケイのツバがある。
これまで見てきた欧州や中国のサッシにはツバがない。
北米系にはある。
日本製でも木製サッシにはない。
(大手ガラスメーカー製であった。木製の外枠にビス止めされたアルミのアングルのツバがあった。)

何のためにツバがあるのだろうか。
①ツバで躯体に固定する。
 ツバのビス穴にビスを柱などに打ち込み、壁の躯体に固定する。
②ツバと躯体の接合部分の防水や気密を保つ。
 断熱・気密パッキンや防水テープや気密テープの施工がツバがあることでしやすい。
③ツバで強度を保つ。
 日本の樹脂サッシやアルミサッシは肉厚が薄く、
 ツバがないと躯体に設置する時にネジレなどがあり垂直・水平を取りにくい。
 大型サッシには枠の内部に補強材があるが役目が少ない。
 補強材が熱橋になり室内の樹脂枠の表面が結露する恐れが大きい。
 付加断熱になると、窓の位置を熱的に有利にするのツバをとることがあるがサッシの撓みに注意が必要だ。

今後、
樹脂サッシのツバ 2 ツバの弱点
樹脂サッシのツバ 3 ツバがない場合
の続きがあります。

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