東北住建の新社屋はQPEXのLevel4の超高性能省エネルギー建築である。
基準値の1/4である。
鎌田先生の研修会で話題になった一つに高性能ガラスを適切に如何に使うか、使いこなすかが大切なことだった。
その中で問題なのは断熱性能が弱いペアガラスの使用箇所だった。
ペアガラスの部分は、排煙設備の窓である。
岩手県の特定行政庁の判断で排煙設備の窓は不燃材の枠を使った防火窓でなければならなかった。
不燃材枠を使った個別認定された防火窓の中で断熱性が良い最上位は、
アルミ樹脂複合サッシ+ペアガラスになる。
もちろん、樹脂サッシ+トリプルガラスの不燃材枠を使った排煙設備窓はない。
確認申請を降ろして頂くこちらとしては弱い立場にある。
彼らの最終武器は「確認できない」がある。
申請書類はそのまま机の上に置かれる。
着工の目処が立たない。
ガラパコスな国の基準が世界の流れについていけないでいる。
イーロン・マスクはこのままでは「日本は消滅する」と言い切っている。
私も、そう思う。