2014年2月13日のブログから。
築19年改修の結露無し壁を紹介したが、今日はその外観とユニットバス。
現在の2023年では築28年になる。
その後に北側に別棟を設計し建てた。
外装は昨年のまだ天候の良い初冬に改修している。
江本のバスユニット。
30年前の初期の高断熱・高気密住宅には欠かせないバスユニットだった。
ワンユニットになっているので、建て方の屋根の垂木を設置する前にクレーンで吊って入れるのだった。
当時は、バスユニットはホテルにしか見られなかったが、江本のバスユニットが出てからは戸建の寒い家も高断熱・高気密住宅もあっという間に普及した。
江本では他にEV工法や熱交換換気暖房システムも販売していた。
社長の江本央さんはオイルショック後のナミダダケ問題時に、日本にはじめて建築物理を持ち込んだ人だった。
それまでの本業はキノコ育生システムで、キノコを生産するのはなかな難しいが、当時の家は直ぐにキノコ(腐朽菌)が出来ていたので、その技術を導入しようとした。それが、逆にキノコ(腐朽菌)が生えない技術を建築生産に持ち込んだ人だった。
江本央さんの、スウェーデン直輸入の建築物理はその後、民間の我々に伝承されている。
更にその後は、オーストリア工科大学のヴォルフガング・ヴィンター教授とそのチームからお話を聞き再確認をしている。
バスタブや壁天井にまで断熱材がつけられていた。
真冬でも、次の朝に追い炊きや差し湯がないままでバスタブに入れた。