地域特化を探るのに代表例として
冬型の内地北端のむつパッシブハウス(菊池組)
冬夏型両方の佐倉パッシブハウス(西方設計+オクタ)
夏型の都城パッシブハウス(タナカホーム)
の基礎断熱底盤下の断熱材の厚さを較べる。
むつパッシブハウスは夏の冷房需要は問題にならないので
冬の暖房需要の15kwh/m2は床下空間の熱を地面に逃さないために
防蟻EPSが200mmの厚さになる。
逆に
都城パッシブハウス(タナカホーム)は冬の暖房需要は楽勝だが
夏の冷房需要は創意工夫の積み重ねがなければ25kwh/m2を切れない。
工夫の大きなポイントに12℃から14℃前後の冷地熱の利用が有利なので
基礎断熱底盤下の防蟻EPSを設けない。
中間地域の千葉県の佐倉パッシブハウスは認可を得るのに準冬型の水戸と
夏型(大阪同等)の東京の両方を満足しなけねばならず
防蟻EPSが75mmの厚さになる。
下記の建もの燃費計算はタナカホームの
パッシブハウスジャパン九州の研修会資料による。
下の資料の上右と下2枚のサーモ図は
はタナカホームの
パッシブハウスジャパン九州の研修会資料による。
下の図は佐倉パッシブハウスの資料。