BLOG

UA値・体感温度・日射取得・消費エネルギー

環境-エネルギー/エネルギー 温暖化 CO2/研修・鑑賞・スタディ

2023.05.16

UA値にこだわる躯体性能だけでなく、
窓からの日射取得と蓄熱、換気の高度な熱回収、適切な暖房方式が必要である。
特に低温になりがちな窓のガラスの表面温度が高く(19℃前後)保つ必要がある。
そのためには日射取得が高く熱貫流率が低いECLAZのような熱収支がよいバランスがとれたガラスを使う。
設計力が必要になる。


熱収支が良いガラスを使った窓を大きくし、UA値が悪くなるが、省エネルギーで室温を高くする。
①等級7のUA値0.26W/m2Kを②のように窓を大きくすると0.29W/m2Kになるが、
①等級7の暖冷房負荷は78%になる。22%の削減である。
冷房負荷は105%で、僅かに5%増える。この場合は外付けブラインドが必須である。



これから暑くなる。
外付けブラインドは下図のように天空日射を遮蔽できる。
夏は直達日射が少なく全体の3割ほどである。
全体の約6から7割が天空日射取得である。
天空日射は庇や簾ではできない。
天空日射の遮蔽の分の冷房負荷減少が評価されて欲しい。




Loading..