今回の出張のメインはQ1住宅足利L3の配筋検査である。
太田・足利の渡利建設の社長の自宅兼モデル住宅である。
設計は西方設計、施工は渡利建設。
高断熱・高気密・省エネ・エコ住宅の施工は初めてである。
基礎工事を自社で行なっている。
自社と言っても、両親と自分達夫妻の四人の家族施工である。
父親と息子は大工である。
この形態は古くて、新しい住宅生産方式のように思える。
これに+αは地域の財産である。
後日に詳しく述べてみたい。
家族的職能集団の可能性である。
暖冷房用向きの床下開放型扁平梁基礎断熱は一つ一つとその組み合わせが理屈だっている。
それらを理解して施工することが必要である。
新住協ではこうした基礎を個別に構造計算をしなくても済む標準リスト化しようとしたが成り立っていない。基礎より上の木造躯体を許容応力計算するなら、
その延長線上で基礎も個別計算すれば良い。
個別に基礎を構造計算することで国の仕様規定にのらなく自由に設計できる。
新たな創意工夫ができる。