14日15日の豪雨は「未だかつて経験のない豪雨と水害」だった。
その水害、特に住宅地の広域な浸水だった。
能代市と秋田市を含む秋田県全域になる。
浸水した住宅地域。
手前は水田だが、住宅地域縁の細い悪土川が氾濫した。
度々氾濫する細い水路のような悪土川の水流は行き場がない。
本来の水の流れは米代川→悪土川→河戸川→赤沼→浅内沼→八郎潟→日本海の流れだったろう。
この流れで中世、江戸、明治には木材を運ぶ運河があった記録がある。
何故か現在は河戸川→赤沼→浅内沼→八郎潟→日本海の流れがなくなり、
水の流れが逆になっていて河戸川→悪土川→上流の米代川になっている。
米代川の水位が高くなると水門が閉ざされ、内水の行き場がなく溜り洪水になってしまう。
都市型災害は川の堤防が決壊し洪水になるのではなく、水門が閉ざされ内水が溢れるのだ。
構造的な水害であろう。
二ツ井の米代川の南岸の銀杏神社から天神荘跡に行こうとしたが
道路が冠水どころか水没している。