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能代市 内水浸水対応 松長布2 ③

研修・鑑賞・スタディ

2023.07.20

能代市の内水氾濫地域の松長布の家2。
土地浸水が地盤から土台下45cmほど、道路からは1mほど。
床下浸水は床下の底盤上端から5cmほどの浸水。

住まい手が自分でポンプ排水、水道水洗浄、同時、洗浄水ポンプ排水を行なっている。
そうしながら床下エアコンで除湿を行なっている。
この後は逆性石鹸オスバンSで消毒である。

土地は土台下まで浸水である。
家の南側は浸水し水門を閉じられた悪土川と道路と田んぼ。
湖上の家である。
今から見える風景は湖。
朝5時に消防の救助隊が迎えに来たと、
玄関ポーチ脇に救助用のゴムボートが接岸され、またいで乗ったと。
漫画でもあり得ない。
それでいて床下浸水5cmですみ、
後始末は自分でポンプ排水、水道水洗浄、洗浄水ポンプ排水、消毒。
どこまでも高低を考えた扁平梁オープン型基礎断熱は良い。
他所は雨下上浸水である。

エコキュートの浸水高さ。漏電チェックの後に運転できた。

エアコンの室外機、どちらも生きている。
左側は床下暖冷房用エアコンの室外機、右側は2階の高所にある冷房用エアコンの室外機。
漏電チェックで以上なかったので、早速、床下や床上の乾燥のための除湿運転。
効果は大きい。


扁平地中梁オープン型基礎断熱。
内部立ち上がり基礎がなく、ポンプ排水、水道水洗浄、洗浄水ポンプ排水、消毒作業がしやすい。
オープン型基礎は床下暖冷房用として、配管配線のメンテナンス用として機能しているが、
床下浸水の対応に適しているとは。
早めの対応でカビさせないことだ。
高めの基礎で扁平地中梁オープン型基礎断熱は内水浸水に強かった。

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