足軽住宅
明日、足軽住宅について取材されます。
相模さんから豪農住宅、千年家に関するメッセンジャーがありました。
足軽は武士ではないと言われます。
戦国時代の戦乱の時代劇で馬に乗っていなく走っている人たちです。
つらいでしょう、足軽にはなりたくない。
しかし江戸時代は、農民の上級階層で、庄屋、苗字帯刀で郷士などと言われています。
武士として階級は低いものの農村のトップです。
西郷隆盛、坂本龍馬、伊藤博文、多々です。
江戸の都市では 足軽階層の代表は同心。
袴を履いている与力ではなく袴を履いていない同心です。
与力は旗本階層、同心は御家人階層。
ですが田舎の城下では一反(300坪)ほどの敷地と30坪ほどの家屋が藩から支給されていました。
このクラスの年収は今(コロナ前)で言うと400万円前後、
安いと思われますが、土地と家は支給されているので換算すると年収700万円ほどか。
コロナショック後の現在では家が建ちません。
江戸時代から戦前ではほとんどが水呑み百姓です。
水呑み百姓の家は6坪からです。土間6帖板敷6帖です。
日が出れば耕作、日が沈めば家です。
家屋は寝るだけです。
都市部でもそうでした。
長屋はムシロ板敷きが3帖から4帖半、土間が3帖です。
武士は約7%であり、約85%の百姓、町民は約5%です。
今の人は自分が足軽階層とは思っていませんが、
現在は瀬戸際です。
足軽階層にもなれていません。
そう言った意味合いに取材と思われますが、
記事になれるのでしょうか。
かなり以前に水呑み百姓と書いたら差別用語と抗議されました。
足軽住宅:旧大沼家侍住宅
江戸時代の大阪の長屋:大阪くらし博物館
ここでは畳3畳+1畳半の土間。