おおらかなワンルームが特徴的な空間です。南側に居間食堂と居住空間が集約されており、南北方向に仕切り壁はなく奥行きがあることから、南面の大開口に添うように大きさの違う吹抜けを設けました。これにより、隣家が近接した敷地ながら2階からの光が1階にも届き、外付けブラインドのスラットの調整により、曇天でも柔らかな光が居室に届く構成です。
南面はSmartwinと造作カーテンウォールを採用、窓面積が大きく日射取得量は十分なことからUg値 0.52W/m²、G値 0.56のガラス(ECLAZ)の組み合わせです。室内側のガラスの表面温度が高くなりガラスからの冷輻射が改善され、体感温度の向上につながりました。